鍵交換の費用を確認するとき
鍵交換の請求は、鍵を替えたかどうかより、なぜ替えたかで読み分けます。紛失、破損、次の入居者のための交換、契約の特約は、同じ「鍵交換」という行に混ざります。
国土交通省のガイドラインの例では、破損や紛失が無い入居者の交代に伴う交換は貸主負担、紛失や不適切な使用による破損は借主負担とされています。例なので、鍵を返した記録があるだけでは貸主負担とは決まりません。特約がある場合は、その文面も見ます。
返却の事実を先に書く
次を、記憶と書類で分けて残します。
- 受け取った本数と、返した本数
- スペアキーの有無
- 紛失や破損を、退去より前に伝えたか
- 交換の見積に、シリンダー、カードキー、ナンバー変更のどれが含まれるか
本数が違うときは、足りない鍵の扱いと、交換全体のどちらを請求しているのかを尋ねます。
理由の欄が空なら、そこを質問にする
明細に「鍵交換」と金額だけがある場合、質問は理由にします。次の入居者のためなのか、紛失のためなのか、建物の管理方針なのかで、確認する契約条項が変わります。
契約に鍵交換の定額や借主負担とあるなら、その条項の金額と今回の金額を比べます。条項の読み方は 賃貸契約の特約で見るところ です。参考の入口は 原状回復をめぐるトラブルとガイドライン です。
他の行と混ぜない
鍵の行に、清掃や壁紙が混ざっていないかも見ます。一式の分け方は 退去費用の明細で最初に見る欄 と同じです。鍵だけを合意したつもりが、交換工事の名目で別の作業が含まれていることがあります。
合鍵を後から見つけた場合
精算のあとで鍵が出てきた場合でも、それだけで請求が消えるとは限りません。いつ返せるか、相手が交換を済ませたかを伝え、交換理由が紛失のままでよいかを尋ねます。