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退去費用の明細で最初に見る欄

退去1分

退去費用の紙面で最初に見るのは、合計額ではありません。箇所、数量、単価、負担割合が別の欄になっているかです。ここが空だと、高い安いの前に、何の作業なのかが分かりません。

これは、その請求を払う義務があるかという結論ではありません。貸主や管理会社へ返す質問を作るための読み方です。

一式と書いてある行を分ける

「原状回復一式」「クリーニング一式」のように、対象がまとまっている行は、次の4つに分けて書き出します。

欄 分かるとよいこと
箇所 どの部屋の、どの面か
数量 ㎡、箇所、式のどれか。式なら中身
単価 材料費と工賃が分かれているか
負担割合 全額か、一部か。理由の欄があるか

国土交通省は、原状回復費用の精算明細の様式に、単価・単位・数量・金額・負担割合を別欄で置く例を示しています。全国共通の金額表ではなく、物件ごとに記入する形です。一般的な参考として、原状回復をめぐるトラブルとガイドライン を開けます。

合計の隣に、預かった額を置く

請求の合計だけを見ると、敷金から引く話なのか、敷金を超えて追加で払う話なのかが混ざります。精算書なら、預かった敷金、差し引く合計、差引後の返還または不足を、三行で書き写します。敷金そのものの読み方は 敷金精算書の読み方 に分けてあります。

見積と請求を重ねる

見積のあとで請求が来る場合、項目の増減と数量の増減を別に見ます。名前が同じでも、㎡が増えていれば別の確認です。見積に無く、請求にだけある行は、いつの作業かを尋ねる対象にします。

質問は欄の不足で書く

質問文は「高いので下げてください」より、「この行の箇所、数量、単価、負担割合を教えてください」の方が、相手が答えられます。負担割合の根拠がガイドラインの例なのか、契約の特約なのかも、答え側に書いてもらいます。

壁紙のように項目が具体的なときは、壁紙の張替え請求で確認すること の観点も重ねます。